建退共(建設業退職金共済)とは
ダンプ・建設一人親方の退職金制度
建退共(建設業退職金共済)制度は建設現場で働く労働者を被共済者として、国がつくった建設労働者・職人のための退職金制度です。
建設労働者だけでなく、ダンプ・生コンなどの一人親方も含めて、公共・民間問わず現場に入場した際には、310円分の建退共証紙を請求し、受け取った証紙を建退共手帳に貼ることで積み立てることが出来ます。
その証紙代は全て、公共工事予算に含まれており、私たちの税金が使われており、証紙の請求があれば、元請業者は必ず証紙を支払わなければなりません。
国の制度だから安心
- 国で定められた基準により計算して支払われるため安全確実かつ簡単です。
- 退職金はA企業からB企業に変わっても通算されます。
- 国が初回交付の手帳の50枚分(15,500円)を補助しています。
- 掛け金は全額、法人では損金、個人では必要経費として扱われます。
- (建設業者の場合)公共工事の経営事項審査で加点評価されます。
組合加入のメリット
手帳の発行・更新・退職金請求まで全て組合で行う事が出来ます。
手帳を無料で発行しています。
まとめて証紙代金を組合に納めることで、証紙を購入することも出来ます。
掛金と受け取る退職金額表
掛金納付年数 | 掛金総額 | 退職金額 |
---|---|---|
2年 | 139,500円 | 156,240円 |
3年 | 217,000円 | 234,360円 |
5年 | 372,000円 | 408,177円 |
7年 | 527,000円 | 609,336円 |
10年 | 759,500円 | 936,789円 |
15年 | 1,147,000円 | 1,548,078円 |
20年 | 1,534,500円 | 2,205,588円 |
25年 | 1,922,000円 | 2,927,547円 |
30年 | 2,309,500円 | 3,717,861円 |
仲間の声
神奈川ダンプ支部 杉本さん
神奈川ダンプ支部の杉本さんは建退共手帳を2冊目に更新しました。しかし、何とその証紙の大部分は組合の優先使用現場で元請に配布させたものです。「元請が単価以外に金を出すのは組合での就労でしかない。この建退共制度をみんなに知ってほしい」と話しています。